MacBookPro(Late2013)のSSD交換&Catalinaにアップデート

はじめに

僕が普段使っているMacBookProは、Retina15インチのLate2013モデルです。
大学4年生の頃から実に6年間使っていますが、僕の扱いがよかったからかハードウェア的な不具合も特になく、今でも問題なく使えてます。
(壊れるor最新OSサポート切られたら最新に買い換えようかと思ってますが、まだしばらく大丈夫そうです)

そんな現役バリバリの7年目MacBookですが、「ストレージ不足」がちょっと気になり始めました。
写真や動画などはNASに移してますが、ParallelsVirtualboxVMイメージなどは流石にそういうわけにもいかず…
SDカードスロットに埋め込むタイプの外部ストレージ(中身は普通のmicroSD)を用意し、そっちにイメージを移すのも試しました。が、SSDに比べて読み書き速度がガタ落ちした影響か、VMの動作が全体的にもっさりするようになったので止めました。

そんな「ストレージ不足」を根本的に解決するため、SSDをより大容量の物に換装しました。
(ついでにMojaveからCatalinaにアップデート)

用意したもの

用意したもの

  • type2280のM.2 SSD (Crucialの1.0TBモデル,CT1000P1SSD8JP)
  • SSD変換アダプター(後述)
  • ドライバー(P5とT5)
  • 適当なヘラ状のもの

SSD変換アダプターは以下を購入しました。

ドライバーは、MacBookの底ケースを留めているペンタローブネジ用にP5(1.2mm)、SSDを留めているヘックスローブネジ用にT5(1.4mm)が必要です。

ヘラ状のものですが、バッテリーコネクター外す時にあると便利です。マイナスドライバーなどの導体はショートの可能性があるのでNG。僕は余ってた厚紙を三つ折りしてセロハンテープ巻いて作りました。

作業

作業前にTimeMachineでバックアップとっておきました。
もう使わないであろう純正SSDは、ディスクユーティリティ使ってフォーマット。
当然ですが、OSインストール用のメディアは用意しとく必要があります(本記事ではその辺は触れないです)。

1. 底ケースを外す

底ケースのネジを外す

丸付けてる10箇所のネジを外します。
ヒンジ付近にある緑丸のネジ2本は、他のネジより若干短いので混ざらないよう注意です。 小さなネジなので、しっかり押し付けながら回します。ここでネジ頭を潰すと外せなくなりますからね…

ネジを全部外したら、底ケースを持ち上げて外します。

底ケースOPEN

6年分の埃が詰まっていたので、エアダスターで掃除しました。

2. バッテリーコネクタを外す

バッテリーコネクタ

バッテリーコネクタ外した状態

安全に作業するため、バッテリーの接続を解除します。
バッテリーコネクタ上に貼られている注意書きシールを剥がし、コネクタを外します。
ヘラ状のものでこじるようにすると外しやすかったです。

バッテリーコネクタ絶縁

外したコネクタが作業中に接触してしまわないよう、絶縁しておきます。
僕はヘラを挟み込んどきました。

3. 純正SSDを外す

純正SSD外し

SSDを留めてるネジを外します。
あとは、SSDを画像左側に引っ張りつつ、上に持ち上げれば外れます。

4. SSD変換アダプター&M.2 SSDを装着する

変換アダプター

変換アダプターを差し込みます。

変換アダプター装着状態

参考にした記事だと先にアダプターを差し込んでいたのですが、パーツが小さく力を加え辛かったため、奥まで入れられませんでした。
(画像の状態は差し込みが甘いです)
僕の場合、画像の状態からM.2SSDを使ってグッと押し込んでやると、一緒に「パチン」と収まりました。

SSD装着

あとは、ネジ留めしてSSDを固定、バッテリーコネクタを接続し直し、底カバーを元どおりネジ留めしたら交換作業は完了です。

底カバーを取り付ける前に、ネジ溝は要確認です。僕の場合、錆のような物体が固着して残ってました(ネジ止め材かも)。ネジ山を潰す原因にもなりますので、精密ドライバーの角で取り除きました。

5. 動作確認&OSインストール

差し込んだSSDが認識されてるか確認します。
インストール用USBから起動して、ディスクユーティリティを開きます。

SSD識別確認

無事認識されてることを確認したら、SSDをフォーマットします。
※こっから先は、クリーンインストールするときの手順と同じです。

SSDフォーマット

フォーマットは「APFS」、方式は「GUIDパーティションマップ」を選択しとけばOKでしょう。
名前は、とりあえず元のSSDと同じものを引き継いどきました。

SSDフォーマット完了

フォーマット完了したら、Catalinaをインストールし、TimeMachineから必要なものを復元して完了です。

SSD交換後

ストレージに余裕が

当たり前ですが、ストレージが4倍に増えました!
これだけあれば、VMをバカスカ積んでも当面は問題なさそうです。

交換ついでにCatalinaにアップデートしましたが、今のところ特に問題は起こってないですね。
(シャットダウンできないなどの不具合を聞いてましたが、幸い僕の個体では発生しなかったです)

また、ストレージへの読み書き速度が向上しました。

ディスクアクセス速度SSD交換前 ディスクアクセス速度SSD交換後

シーケンシャルRWの伸びがすごい…。
クリーンインストール相当の手順を踏んでCatalinaにアップデートしてることもあるので、純粋にストレージ交換のみの効果ではないでしょうけど。
アプリの起動は明らかに早くなりました。基本動作も気持ち早くなったような気がします。

おわりに

Late2013モデルを使っていて、ストレージ不足に悩まされている方は検討されても良いのでは。
1TBへのアプデならアダプター込みで費用15,000円ほど。読み書き速度アップの副次効果付きです。

あとはSidecar対応させたい…
(Late2013だと対応してないですが、無理やり対応させる方法があるらしいので試してみます)

参考

MacBook Pro 15インチ RetinaディスプレイLate 2013 SSDの交換 - iFixit リペアガイド

Macbook ProのSSDを安価で大容量なM.2 NVMe SSDに換装 | Asterisk Works